自己評価
Convergence Insufficiency Symptom Survey
過去1か月間に読書や近業をしたときの感じ方をもとに、以下の15問にお答えください。
点数が高いほど症状が強く、低いほどほとんど症状がないことを表します。合計は60点です。
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この解説は、近業のときによくみられる症状と、CISSの点数が何を表すのかを理解するためのものです。実際の検査に代わるものではなく、回答内容から特定の病気を判定するものでもありません。
本やスマートフォンなど近くのものを見るとき、両目は同時に内側へ寄り、左右それぞれが受け取った像をひとつのはっきりした像にまとめる必要があります。この両目が内側へ寄る動きを「輻輳(ふくそう)」といいます。輻輳は両眼の協調のひとつで、読む距離や読む時間、集中の度合いに応じて働き続けます。
輻輳不全とは、内側へ寄せる力が足りない状態、あるいは最初はできても長く保てない状態を指します。読み始めは問題なくても、しばらくすると目が疲れる、文字が動いて見える、行を見失う、同じ行を読み直してしまう、といったことが起こります。こうした感覚は長時間の読書や宿題、パソコンやスマートフォンの使用で強くなりやすいものです。
輻輳不全は、近視・遠視・乱視のような「度数」の問題ではありません。度数は目が像をどう結ぶかを表すのに対し、輻輳は両目が同じ近くの目標に向かって協調できるかどうかを表します。両者は同時に存在することも、別々に現れることもあるため、一般的な度数の眼鏡を作るだけでは輻輳の力そのものは通常改善しません。見えにくさや疲れをすべて度数のせいと考えると、本当に確かめるべき視覚機能を見落としやすくなります。
ただし、これらの症状があるからといって必ず輻輳不全があるとは限りません。近業時の不調には複数の原因があり、自分の感覚だけで見分けるのは困難です。症状が繰り返し起こり、読書や仕事に支障が出る場合は、どんな場面でどのくらい続き、どの程度困っているかを書き留めて、専門家に伝えるのが適切です。
CISSは近業時の症状をたずねる質問票です。測っているのは「症状にどれくらい困っているか」であり、診断の道具でも、目の機能を測る検査機器でもありません。各設問は読書や近業のときの感じ方をたずねるもので、合計点が高いほど、回答者が申告した症状の負担が大きいことを表します。
本ページで用いている16点の基準は、CITT(Convergence Insufficiency Treatment Trial)研究に由来し、9歳から18歳に適用されます。この基準を超えるということは、症状の負担が詳しい検査を手配する価値のある水準に達したという意味であり、質問票が診断を下したという意味ではありません。年齢や視覚的な要求、個人の状況が異なる場合、専門家は実際の検査結果にもとづいて判断します。
点数が高いからといって、必ず輻輳不全とは限りません。調節機能の異常、ドライアイ、度数が十分に矯正されていないことなども、近くを見ると疲れやすい、ぼやける、集中が続かない、読み直しが必要になるといった似た症状を生じます。これらを見分けられるのは実際の検査だけで、質問票ではできません。逆に、基準を超えていないことをもってすべての視覚の問題を否定することもできません。
したがって点数は、自分にラベルを貼るためではなく、次の一歩を決める手がかりとして読むのが最も有用です。文字のぼやけ、複視、目の疲れ、行を見失うなど、どの設問で高い点を選びがちかに注目してください。その具体的な情報が、詳しい検査の際のやり取りに役立ちます。
点数が16点に達した場合、または点数は高くなくても近くを見るときの不調が日常生活に影響し続けている場合は、眼鏡技術者(オプトメトリスト)や眼科医に両眼視機能の詳しい検査を依頼できます。受診の際は、CISSの点数に加えて、読書中・宿題中・画面使用中など、どの場面で症状が出るのか、またどのくらい経つと不快になるのかも伝えるとよいでしょう。
詳しい検査では通常、近見時にどこまで目標を近づけても単一の像を保てるか(輻輳近点)を評価します。また、単一の像を保つときの両眼の協調をみる融像性輻輳の範囲や、近方の異なる距離でピントを合わせ直す調節機能を評価することもあります。どの検査を行い、どう読み取るかは、個々の状況に応じて専門家が決めます。
検査が終わるまでは、症状の原因を自分で推測したり、質問票の点数だけで何らかの対処をしたりしないでください。質問票の役割は、困りごとを自覚し検査の必要性を伝える手助けをすることです。実際の原因と次の一歩は、詳しい検査にもとづいて専門家が説明します。
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